日本の教育で感じる事
ここでは、CIA(カナディアンインターナショナルアカデミー:Canadian International Academy)をより理解していただくために日本の教育で感じる事を書いてみたいと思います。
昔ながらの受験校の教育について
日頃から覚える事をたくさんさせられているからか、または、受験方式が色々増える中未だに筆記型にこだわっているから偏差値的にレベルが高いのか、基礎学力が高い傾向があります。
そして、CIAで学んでいただいても英語も高校の勉強でも到達点が非常に高いです。この状態で大学進学するので大学でしっかり専門知識を載せる事が出来、就職も上手く行く傾向があります。
ただ、受験型の教育を行っている高校は、名門大学を目指すために難易度を追求する学校が多くて、万人受けするシステムにはなっていないです。
探求型の最新式の教育について
知識を詰め込む教育から大きく方向転換したためか、基礎学力が低い方が多いような気がします。
この状況を見ると受験勉強やテストのための勉強は必ずしも無駄だとは思いません。
例えば、『地球温暖化』について議論していても、探究型の教育を取り入れている学校では、受験型の教育をやっている学校の生徒と異なり、やり慣れているからかすぐに議論を開始する事が出来ます。ただ、地球温暖化に対する基礎知識を持った上で議論しないと、側(はた)から見ていると『君たちは何を議論しているんだ?』とoff topicしている(話題がずれている)事に気が付きます。
ネット社会になってネットで調べれば何でも出て来るからもう知識は不要と言われる方もおられますが、例えば今はやりのチャットGPT(人間のような自然な会話ができるAIチャットサービス)でも、よりよい回答を導き出すためには、どのように質問するか、要は人間の方がしっかりした知識を持っていないと求める様な結果をAIでは導き出す事が出来ません。
また、12×13=456と出てきた時も、掛け算九九で出来る2×2=4のように正確には計算できなくても、20×20でも400なのに、20より小さい数を掛け合わせて400を超えるはずはないと掛け算の知識を持っていないと間違っている事に気付けません。
どんな便利な時代になっても、最終的な判断はあなた(人間)自身が行わないといけないので、基礎学力(知識)はとても重要であると私は感じます。
私は、詰め込み式教育では、マイクロソフト社を作ったビル・ゲイツ氏、アップル社を作ったスティーブ・ジョブス氏のようなカリスマ人材は日本では生まれないとはじまったゆとり教育と同じように探求型の教育もそのうちブームが終わると考えています。
少子高齢化、世界的に見て日本が相対的に貧乏になっている事、急速なAI技術の向上と、親又は祖父母の時代の延長線上にはない未来で戦っていかなければならない今の子供たちに、日本が得意としていた詰め込み式教育をベースに世界で活躍できる日本人人財の育成をCIAでは行っていきます。